数式に意味を求める

連投、研究のことです。
こんにちは、初です。


面白くないと思うので、
こっちに全く関わりのない人、興味のない人は
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オレの研究は、この記事のタイトルどおりです。
一言で言うなら、車がどんな風に動くのかを、
高校で習う(はず)の古典力学を使って
がりがり計算するんです。

高校で習う力学なんだから簡単かと思いきや、
相手は４輪車両です。
当然近似や仮定を置いて簡単なところから
数式に置き換えていくんですが、
これでも大変な量の式になります。
で、今はその簡単にするための仮定をひとつずつ取っ払って
より現実に近い形の車両の運動を数式で表すってことをやってます。
だるいです。


こんな感じで、研究初めてちょうど１年ちょっとですが、
数式にひたすら翻弄されてきました。
まぁ今も翻弄されてます。
研究進めてると言うより、
数式に翻弄される一年。
かったるいし、めんどくさい。
こういう考え方を入れたいって思っても、
それを数式に纏めなおして、
シミュレーションにかけられるように行列で纏めるのは
非常に体力のいる作業です。

そう、作業なんです、研究の大半は。
何か思いついても、それを実際形にして検討できるまでにするほうが
はるかにかったるい・めんどくさい。
面白くなかったんですよね。
いや、今も面白くないです。

まぁ他の研究もそうかもしれないですね。
大半は作業なのかも。
実験なんてまさに確認作業なんでしょうし。
ただ、どうしてもオレはこの手の作業に時間をとられるのが
嫌なようです。


話がそれたので戻します。
何より研究で使うのは高校でならう力学ですよ。
研究進めてても何も自分の中で進歩してる感じは得られなかったし、
はっきり言って教授の自己満足の領域。
オレには何が面白いのか、ほんとに理解できない。



そんな一年を送ってきて、ようやく得たものがひとつあった気がします。
タイトルにある、数式に意味を求める、と言うこと。
実はこれ、めちゃくちゃ難しいことなんだと、
この研究やりだして気がつきました。

最終的に得られた数式だけ見ると、単純な式の羅列なのです。
とってもシンプルで、当たり前。
ただ、こういう現象を式に置き換えたいって思っても、
今までオレにはそれをするだけの能力がありませんでした。
今思うと、これには経験が物を言う部分があるのかなと思います。


なので、教授に相談してなんとか形にしてきたんですけど、
今正直に内心を話すと、教授からこうしたら？って言われても

『おい、それ間違ってるんじゃないのか・・・』

って思ってることが多々ありました。
実際、今ぶつかってる壁は、
オレが疑問を持ちながらも、
教授が言ったやり方でやったから生まれたもの。
これをずっと半年引きずってたから、自分の研究に
今ひとつ自信が持ててなかった。
(ので、就活はホントに嫌になりました。
あなたは何を研究してるんですか？って聞かれるのだけど、
俺自身それに半信半疑で自信を持ててないので。)

そんなもやもやした感じを引きずりながらの研究だったのですが、
この壁のうちのひとつ、ひょっとしたら自分だけのやり方で、
納得できる形で乗り越えられるかもしれない。
後からこの形を見たら、なんて単純なことなんだろうと
自分でも思ってしまいます。

案外世の中はシンプルなのか、
それともオレが難しく考えすぎてるだけなのか。


長くなってしまったのでもうやめますが。

この研究始めてから１年間停滞してたのですが、
ようやく一歩が踏み出せそうです。
まだやってみないと踏み出せたのか確認できないし、
ひょっとしたらダメになって０になるかもしれないけど。

自分でどうにかできるかもしれないって言う状況が
たったひとつだけど、生まれたことが素直にうれしい。


ただそれだけ、初でしたﾉｼ